スーパーカブに乗る際の防寒対策について 冬もスーパーカブの走行を楽しみたいカブ愛用者はたくさんいます。しかし、冬場にバイクを乗るためには寒さと戦わなければいけません。車体装備や服装の防寒装備をして対策をしましょう。 車体装備 手の外側を守るハンドルカバー 冬の運転では手の冷たさが、運転のしやすさを左右します。ハンドルカバーは、ハンドルから手にかけて丸ごと多いかぶせるタイプのカバーです。さまざまなメーカーから発売しているのでどれを選んでいいか悩んでしまいますが、価格や性能から自分にあったものを選びましょう。素材は、布が薄いものより、ネオプレタン・ウレタン、クロロプレンなど、ゴムの要素を含む素材がブロー部内の温度を逃がさずおすすめです。機能性とデザイン性を重視するなら、MARUTO(大久保製作所)製のスーパーカブ専用ハンドルカバーも◎外装は塩化ビニール、内装はウレタンボア付きで、外気を通さず手の温度を温かく保ちます。デザインもブラックのレザー調で重厚感があり、スーパーカブのハンドルをぴったりカバーして装着中も、見た目が気にならないデザインです。 中から手を守るグリップヒーター 雨の日だとハンドルカバーだけでは、どうしても手が濡れて凍えてしまいます。雨が降った時や長時間の走行時にも手を温めてくれる、ハンドル部分内蔵のグリップヒーター。スーパーカブ50や110など、純製品があります。社外品にもグリップに巻き付けるタイプの単用品もあり、比較的値段も安く手に入るうえ簡単に取り付けが可能です。また、グリップごと交換するタイプも販売されていて、純正よりも値段は安くつきます。 値段より安心感や取り付けのしやすい点を考えると、やはり純正のグリップヒーターがおすすめ。車種専用品なのでハーネス類やステーの加工が不要でそのまま取りつけられます。純正のグリップヒーター(スーパーカブ50(AA09)/110(JA44)用)は、温度も5段階調節ができるのでおすすめです。 シールドで風対策 その他、スーパーカブ110には純正で付いている「ウインドスクリーン」風対策の装備として効果があります。防風性能が良く重宝されていますが、雨の日に前が見えなくなる弱点もあり、外す人は少なくありません。オークションで安く手に入るので、自分でカットして活用するのもおすすめです。 服装の防寒装備 車体だけでなく防寒用の服装装備も効果的です。バイク用のウインター・グローブやネックウオーマーを使って、低コストで防寒ができます。手軽に防寒対策がしたい人は、ホームセンターに売っているウェットスーツ素材のブローブがおすすめです。保温性が高いので濡れても温かく一定の温度を保ってくれます。操作性についても問題なく、1,000円以内で購入可能。コスパ最強のグローブです。