スーパーカブを安く手に入れたい スーパーカブのタイプや年式は関係なく「程度の良いカブを安く買いたい」と思っている人に向けて、カブを安く買う方法を解説します。 通販よりも実店舗で購入するほうがいい 安く買えると言えば、真っ先に考えるのはネットショップでの購入ですが、オンラインでのカブ購入は実店舗で買うより難しいのが現状です。大手のサイトを検索しても新車のヒットが多く、中古だと地方では品数が少ない傾向にあります。 もし良いカブが見つかったとしても、現車を確認できない購入は冒険のようなもので、ある程度自分で修理をする覚悟が必要となります。また、ネット購入だと陸送費も約2万円かかるので、2つの点で通販はおすすめできません。 販売店が遠い場合はしかたありませんが、できるだけ店舗に出向いて実店舗での購入をしましょう。 コスパ重視が狙い目!中古カブの見分け方 いくら安くても、すぐ壊れてしまうバイクや修理費のかかるバイクを買ってしまっては元も子もありません。スーパーカブはタフなバイクと言われているだけに、酷使された中古車バイクも多く出回っています。ここでは、スーパーカブの使われ方を見分けて、コスパの良い中古カブを探すコツをおさえましょう。 エンジンの見分け方 フィラーキャップでオイル交換の頻度を確認できます。しっかりオイル交換がされてきた車両かを見極めるため、オイルフィラーキャップを外し目視でチェック。エンジンオイルが管理されていない場合は、オイルフィラーキャップが真っ黒に変色し、フィラーキャップも古く劣化しているでしょう。 キャブレター スロージェットの詰まりが原因で始動不調を起こします。特にカブ50のキャブレターのスロージェットは小さく、穴が詰まりやすいのが特徴。走行中にボコついたり、始動しなかったりした場合はスロージェットの詰まりを疑ってみるといいでしょう。 燃料コック 燃料コックの固着がメンテ歴の1つの指標になります。しばらく燃料周りのメンテをしていない車両は、燃料コックが固着してOFFにできません。その他、ホースに亀裂がないかもチェック。 車体 ガタつきやゆがみを確認しましょう。ハンドルを切った時の重さが一定かをチェックすると、異変に気がつけるはずです。バランスがおかしいと感じる場合は、ステアリングステムレースに傷がついている可能性も。保管状態によっても差がありますが、走行距離の目安は4~5万Kmです。分解整備が行われていないと、油切れが発生しているケースもあるので、しっかりと確認しておきましょう。ベアリング・トップブリッジラバーは新品と交換したほうが安全です。 その他にも足回りの錆やたるみ、外装の付け根部分の破損などを確認。転倒や事故の可能性を疑ったり、給油口周りの変色や細部の汚れ方を細かくチェックしたりして、その車両がどんな「扱われ方」だったのかをある程度見抜くのが中古車購入において重要なポイントです。