スーパーカブの派生車種を紹介 シンプルなデザインと高性能な造りから多くの人に人気のある、スーパーカブシリーズ。パワーがありタフなカブ系エンジンはスポーツカブやクロスカブなど、様々な派生車に搭載されています。 59年C90系をモデルにした「スポーツカブ」 スーパーカブシリーズのスーパーカブC90をベースに、250ccクラスでも本格スポーツモデルの開発が進んでいました。その中、ホンダの50ccにおいて初のスポーツモデル「スポーツカブ」が誕生します。最初のスポーツカブは、スポーツカブC110です。ミッションは手動クラッチ式の3速(後に4速化)を採用しスポーツ性能の向上を図っている特徴があります。価格は5万8000円。発売当時は安い価格ではなかったものの、他の上級モデルより現実的な値段でした。その後、実用的な装備を実装し、C110SやC115などバリエーションモデルを発売。スポーツカブシリーズの中でも、初代C110系は多くのスポーツカブマニアを今も魅了しています。 外遊びに最適!アクティブ派に人気の「クロスカブ」 カブ系の派生「クロスカブ」はレジャーモデルとして誕生しました。スーパーカブのカスタムを楽しむ男女は多く、定番化。ノーマルでもカスタム風に見えるクロスカブは、興味はあるけどカスタム方法がわからないやセンスがない。と悩む人にぴったりなバイクです。独立した丸型のヘッドライトを丸パイプのライトステーが囲み、頑丈そうなアウトドアのイメージを想像させます。エンジカブシリーズンの最高出力は8.0馬力あり、最大トルクは0.87kgm。扱いやすくバランスの良いパワーで乗り心地の良さが魅力です。カラー展開も豊富で、バルコーンイエロー/ファイティングレッド/ボスグレーメタリックの、3色を用意。遊び心のあるカラーバリエーションとアクティブな印象は、外遊び派のバイクとして人気を集めました。 街中でオシャレに乗れる「リトルカブ」 街中を走りたくなるオシャレな見た目で女性ユーザーを虜にした「リトルカブシリーズ」。初代リトルカブは1997年8月に発売されました。エンジンの始動を簡単にするセルフスタータタイプを採用。ファッショナブルな街乗りバイクとして、若年層に人気を集めるバイクです。 2007年にスーパーカブの性能を兼ね備えながら、環境性能の向上を目的とした「電子抑制燃料噴射システム」を搭載。マイナーチェンジモデルとて改良し展開し発売にいたっています。カラー展開も、プゴブルー/バージンベージュ/ムーンストーンシルバーメタリック/ブラック/タスマニアグリーンメタリックの5色を用意。カラーバリエーションが増えて幅広い世代の注目を集めるバイクとして人気があります。 このようにスーパーカブシリーズは、個性派モデルを多く展開しています。ビジネスっぽさを払拭したスポーツやアウトドア、ファッションなどのルックスをもつ、新しい派生車両を多数発売してきました。他にも、ここでは紹介できないほどの派生モデルがあります。気になる方はぜひ調べてみてはいかがでしょうか。