スーパーカブの頑丈さ・耐久性はスゴイ! スーパーカブのエンジンは壊れない 高性能なホンダ・スーパーカブは「エンジンが丈夫で壊れない。」日本だけでなく世界的にも有名な話です。武勇伝の中には「水でも走る」と言われたことも。ウソみたいな話が飛び交うのは、スーパーカブ開発の裏側にある作り手の情熱と技術の結晶と言えます。 新しい技術スパイニースリーブ スーパーカブのエンジンが耐久性に優れている、1つの技術として「スパイニースリーブ」が採用されています。スパイニースリーブは、エンジン内部にあるアルミ製でできたシリンダーの削れを防ぐためのパーツです。鉄製の筒でシリンダーの内側にとかしこみ装着されています。外側には細かい突起を持たせ、凹凸により熱が逃げやすい仕組みです。冷却性が向上するため、スリーブのゆがみが軽減されます。さらに、オイルの消費量が減少するため、エンジンオイル容量も削減。オイルをかきまわす抵抗も軽くなります。 低張力ピストンリング張力の低減 スパイニースリーブの採用によって、スリーブが太くならず均一化が図られました。シリンダー本体との密着性が高くなったため、温まったエンジンの変形が低減。よって運転時、スリーブの真円を保ちピストンのフリクションが抑えられて、燃費が良くなり耐久性の向上につながりました。 新しい技術であるスパイニースリーブの採用によって、エンジン回転の上昇を保ちつつ振動が少なく、音の静かなエンジンの開発に成功。交通の流れに左右されないパワーを発揮します。 過積載でも走れる!スーパーカブのタフさ ハンドリングが軽やかなスーパーカブは、女性が乗っても操作がスイスイできて自由に走れます。クラッチ操作が不要のギアチェンジも魅力的です。 ギアは4段階。ギアを上げるシフトアップはリターン式となっていて、自動的にクラッチが切れるタイミングでスロットルの操作ができます。よって変速によるショックを和らげてくれるギアはハンドリングも軽やかです。 スーパーカブ110はクラッチレバーを持たない車種で「AT小型限定普通2輪免許」を持っている方でも運転可能。中型普通2輪免許を取りに行くのが大変という人にも応えるバイクです。 クラッチ操作不要のリターン式変速機でスームーズなシフトチェンジができるスーパーカブは、一度コツを掴めば、滑らかな走行ができるので満足感が高まるでしょう。 外国では200kg以上の過積載で走らされたり、食用油を入れられたりすることも。 スクーターにはない魅力や特性があるスーパーカブは、趣味としてのツーリングから近くのちょっとした買い物まで、日本の道に適した働くバイクです。