スーパーカブの愛好会があるってホント? スーパーカブ好きが集まる?!「カブ主総会」とは 一部のスーパーカブファンはスーパーカブを持っている人を「カブ主」と呼びます。今ではそのカブ主が集まるイベントして「カブ主総会」が全国で開催され、多くのスーパーカブファンの集う場所として人気を集めています。 北海道富良野市の街にあるカフェ・ノラ。こちらで行われる「カブ主総会」は2015年に始まりました。第1回目の開催は36台の参加でスタート。2回目は限定50台で開催したところ、受付開始わずか1分ちょっとで予約いっぱいになるぐらい人気のあるイベントだったそうです。オーナーのみどりさんは、スーパーカブファン。自身で塗装まで行いこだわりのスーパーカブに乗っています。カフェにはバイク好きの旅人が集まり、常連さんはもちろん初対面同士の人々がバイクの話で盛りあがっているようです。 商店街とスーパーカブ?! 富良野市にとどまらず、北海道の大規模なカブ主総会、「富士カブミーティング~カブ主総会」も有名です。1回目から100人、2017年には150人、2019年には300人以上ものカブ主が集まるイベントに。このイベントは、地元商店街の作業服店の店長が思いついたカブ主総会。「店の前にカブを並べたい」とカブを楽しむ気持ちでスタートしたのがきっかけです。2019年までに5回目の開催となり、当初の予想を上回り300台以上のカブが商店街に集結する大イベントに。当日には、ホンダが地元の小学生に書いてもらったカブの絵を飾ったり、歴代のカブが描かれたティーパック販売があったりとカブの楽しさを味わえるカブ主総会です。毎年4月に行われる、富士カブミーティング~カブ主総会。地元では毎年この春の訪れを告げる風物詩として親しまれているイベントになっています。 和歌山城とスーパーカブ 毎年地域と密着したカブ主総会が盛り上がる一方で、記念として行われたカブ主総会もあります。2018年に和歌山城天守閣再建とスーパーカブ60周年を記念した「カブ主総会in和歌山城」を開催。開催前にフェイスブックやツイッターなど、SNSでイベント情報が広まり、全国からスーパーカブの愛用者が集結。改造されたスーパーカブ500台以上が集まるイベントとなりました。参加者には和歌山城の入場券とスーパーカブ誕生60周年記念の非売品冊子が配布されたそうで、スーパーカブマニアにはなかなか手に入らない記念品として喜ばれたでしょう。 どのカブ主総会でも共通した魅力は、スーパーカブ愛好者、1人ひとりの思いが詰まったバイクについて話が盛り上がり、カブ主総会を通して出会いが広がっている点です。 スーパーカブが好きで興味はあるけどカブ主総会に参加した経験のない人は、ぜひ全国で行われているカブ主総会に足を運んでみてはいかがでしょうか。