スーパーカブをもとに作られたバイクって? 画像引用元:Monkey125 | Honda(https://www.honda.co.jp/Monkey125/) 単気筒エンジン搭載レジャーモデル「モンキー」 2009年1月に発売された、50ccのレジャーモデル「モンキー」は環境性能とコンパクトをテーマに発売されたバイクです。当時新型のバイクだったモンキーは、30年ぶりにスタイリングがフルチェンジされ、愛らしいスタイリングとして注目を集めました。見た目の遊び心だけでなく、高い環境性能とパワーを両立したモンキー。スーパーカブ50に搭載した空冷・4スト―ク、単気筒50ccエンジンを採用し、さらにコンピュータ―制御で燃料を最適化する電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)という装置も組み合わせました。従来モデルより燃費を約10%向上し最大出力と最大トルクも各10%の向上に成功しています。同じシリーズから期間限定で発売された「モンキーリミテッド」も人気を集めました。チェック柄のシートや高級感のあるクロームメッキを前後のフェンダーやヘッドライトケースに施し、質感の高い特別なモデルです。 1961年に非売品として誕生、1967年には国内の初モデルとして発売されたモンキー。3世代に渡り進化を続けてきましたが、排気ガスの規制により、2017年8月多くのファンに惜しまれつつ生産は終了。累計約66万台の販売実績があります。 スポーツバイクの魅力を持つ「ホンダ・グロム」 スポーツバイクとしてライディング技術を気軽に練習できるミニバイク、ホンダ・グロム。カブ系の発展版エンジンである水平シリンダーの空冷単気筒エンジンを採用し、フラットな特性を持っています。グロムのレースイベントもあり、趣味として遊べるスポーツバイクとしても人気の高いバイクです。カスタムパーツを別途購入し、自分好みに仕上げて楽しむファンも多く、オートバイ入門にピッタリのバイクです。小柄な車体と12インチの小径ホイールにもかかわらず、舗装林道を走っても安定感バツグン。快適速度は70km/hという速さで、一般道路を走るにも問題ありません。スポーツバイクとミニバイクの中間をとったようなグロムは、幅広い用途で使えるバイクです。 生産が終了した「モトラ」 いっぱい荷物を積めて、燃費が良いと人気になった「ホンダ・モトラ」。カブ・モンキー系のエンジンを採用し、様々な荷物を載せるための大型キャリア装備をしたバイクです。戦車のような特徴的すぎる外観や値段の高さによるものなのか、1987年に生産が終了。その後、再び人気が出はじめたのをきっかけに、2001年に発売したズーマにスタイルを用いて再ブレイクしました。 スーパーカブのエンジンやデザインを元に作られたバイクは多くあります。ホンダのバイク1つひとつのルーツをたどると、面白い発見できるのでぜひ探ってみてはいかがでしょうか。