涼しい秋のツーリングで気をつけるべきこと 秋は落ち葉に注意! ツーリングは春夏秋冬それぞれの趣があり、季節によってさまざまな楽しみ方をすることができます。 特に秋のツーリングは美しい紅葉を楽しめるだけではなくて、ツーリング先で秋の味覚を堪能するといった醍醐味も期待できます。 季節的にもまだそれほど寒くなく、本格的な防寒具を必要としないので気軽に出かけられるのも魅力です。 ところが、秋のツーリングというのは「落ち葉に滑りやすい」という思わぬ落とし穴があります。 マンホールや水たまりが滑りやすいというのはよく言われていることですが、湿った落ち葉が溜まっている道路もかなり滑りやすくなっていますので、注意が必要です。 特にカーブで落ち葉の上を走行してしまうと、タイヤが横滑りして転倒してしまう危険性もあります。 晴れている日でも、鬱蒼とした木陰のカーブの部分などは濡れた落ち葉が重なって危険な状態になっていることがありますので、走りに自信のあるライダーも注意しながら通ることが大切です。 落ち葉の下に側溝などが隠れていると危険性が増大しますので、スピードを落として前方をよく確認しながら走るといった工夫が必要でしょう。 ツーリングでの転倒を防ぐコツ ツーリングの際に落ち葉で点灯するのを防ぐためには、とにかくスピードを出さないことが大切です。 落ち葉は道路の脇付近に吹き寄せられる傾向がありますので、できるだけ道路の中央部を走行するのも転倒を防ぐコツです。 コーナーを曲がるときも、バンク角度をできるだけ緩やかにすることによって転倒のリスクをかなり抑えることができます。 最近では、バイクの横滑りを軽減してくれる「ジェットトラスター技術」なども発達してきていますので、ライディングの技術を向上させると同時に便利な装置はどんどん取り入れていくのもおすすめです。 ジェットトラスター技術はスリップダウンを防いでくれるもので、BOSCHによって研究・開発されています。 横滑りしにくいタイヤに付け替える バイクのタイヤには、横滑りしにくいタイプのものもあります。 悪天候でもツーリングに出かける機会の多い人は、ウェットでもグリップ効果の高いミシュランの「SM100」などに付け替えることも検討した方がいいかもしれません。 ブリジストンの「バトラックス BT39SS」やダンロップの「TT92GP」なども滑りにくいタイヤなので、試してみるのも一つのアイディアです。 値段は1本6,000〜7,000円と少し高めとはいえ、安定した走行が期待できます。 また、スクーターであれば、空気圧を少し落とすだけでも滑りにくくなります。 なお、ハイグリップタイヤは一般的に雨の日にはそれほど効果がありませんので、「ハイグリップタイヤにしているから滑らない」と過信するのは危険です。