楽しくワインディングロードを走ろう ワインディングロードの走り方のポイントとは? ツーリングの醍醐味の一つが、ワインディングロードのコーナリングでしょう。自分がバイクを操っていると実感できる瞬間です。ワインディングロードはスリルがある半面、危険性が高いので慎重にコーナリングしなければなりません。 ワインディングロードは言い換えれば、ブラインドコーナーの連続です。見通しが悪いので、その先の交通状況がわかりません。しかも山道などを攻める際には、野生動物が飛び出してくることもあり得ます。常に「この先に危険な状況があるかもしれない」と予測して運転することが大事です。 ワインディングするときの基本は、センターのライン取りを徹底することです。センターにライン取りをして走行していれば、たとえば対向車がセンターラインをはみ出してきた場合でも接触を回避できる可能性が高いです。よくコーナリングで「アウト・イン・アウト」が基本といいますが、これはあくまでもサーキットでタイムを出すためのテクニックです。峠道のワインディングとは異なるテクニックなので、両者を切り離して考える必要があります。 コーナリングに差し掛かる前に、ブレーキをかけるのもワインディングを攻略するためのコツです。ほとんど減速せずにコーナーに突入して、そこでハードブレーキングするライダーを見かけます。しかしこれでは挙動が不安定になって、転倒する恐れもあるので控えてください。 関東在住者におすすめのワインディングロードとは? 日本全国に有名なワインディングロードがあります。関東在住の方も近場で、ワインディングを楽しめるコースがいくつかあります。たとえば日光のいろは坂で、紅葉の名所として秋になると多くの観光客が訪れます。一方でツーリングコースとしても人気ですし、いろは坂はワインディング初心者にはおすすめのコースかもしれません。というのも、いろは坂は一方通行になっているからです。つまり対向車のことを気にすることなく、自分のライディングに集中できるからです。 伊豆スカイラインも、人気のワインディングロードとして知られています。静岡県にある伊豆半島の左側を走っているコースで、コーナーは大小あっていろいろなワインディングを楽しめますし、アップダウンもそこまで激しくないので初心者ライダーでもそこまで負担には感じないでしょう。富士山や相模湾、熱海峠、天城高原などいろいろな景観が楽しめるのもこのコースの醍醐味の一つです。次から次へと、美しい景色が目に飛び込んでくる感じで見ていて一切飽きません。 全長は約40kmなので、そこまで長距離でもなく、さわやかな風を浴びながらワインディングを楽しめるでしょう。週末になると初心者ライダーからベテランライダーまで、いろいろなライダーがワインディングを楽しんでいます。