スーパーカブのシフトチェンジの基本 スーパーカブは運転しやすい?でも特有な部分はある スーパーカブは近頃人気が高くなってきていて、バイク雑誌でも特集が組まれることもあります。 女性も簡単に乗りこなせるので、おすすめのバイクといえるのですが、クラッチレバーがないという特有な構造をもっているため、運転になれるまで違和感があるという人もいるようです。 特殊な部分を理解すれば、もっと楽しくもっと快適に乗りこなせると思います。 これから買おうと思っている人にも、カブの特有な部分を知ることは重要です。 スーパーカブはクラッチがあるけどクラッチレバーがない 初めてスーパーカブに乗った人があれ?と思うのは、クラッチレバーがないというところでしょう。 セルなどでエンジンをかけてつま先でシフトペダルを踏んで一速にする、そのあとアクセルを開けて走ります。 エンジンをかける、つま先でシフトペダルを踏んで一速にする、アクセルを開けるという部分で、カブ特有の児童遠心クラッチが動いているのです。 クラッチレバーがないから最初は戸惑いますが、慣れてくると楽だと感じます。 シフトアップも独特 シフトパターンが特殊なスーパーカブ 走り始めたらシフトアップしますが、スーパーカブはここも特殊です。 ロータリー式?と思いますが、走行時はリターン式で停車しているときはロータリーになるというチェンジ機構をもっています。 リターン式だけれどN位置のときには一速と三速の間です。 普通のバイクの場合、Nから踏んで一速にしてからペダルでかきあげていきますが、シフトアップも踏むことになります。 Nからつま先で踏んで一速、その後またつま先で踏んで二速・・三速となっていくため、二速以降に関しては通常のバイクに慣れている人にとって逆操作のように感じるのです。 古いスーパーカブのウインカーは右 今のスーパーカブは違いますが、古いタイプはウインカーが右にあります。 通常ウインカーは横向きにつけますけど、古いタイプは縦向きで、上が右に、下が左に・・・となっていて、これも特殊な部分です。 なぜスーパーカブのウインカーが右にあるのかというと、配達、出前のために作られたバイクだということに理由があるのです。 出前で片手運転していても、右にあればウインカー操作しやすいだろうという作りなのだといわれています。 他のバイクに乗っている人が古いタイプに乗る機会があったら、操作を間違えやすいかもしれません。 こういう特殊な操作の違いなどがあっても、スーパーカブは本当に魅力があるバイクです。 使い方が難しいというよりも、使い方が特殊なので「なれるまでに時間がかかる」といえます。そのため、いつもと違うバイクに乗りたいという人は新鮮な気持ちで楽しめると思います。